マシュー・ボーン

現在来日公演中の奇才マシュー・ボーン率いるニュー・アドベンチャーズの『眠れる森の美女』を2度も観て来ちゃいました!

10年ほど前に話題になった映画『リトルダンサー』で、田舎町の主人公の少年がバレエに目覚め、最後はトップまで上り詰めて白鳥になるのですが…
その、白鳥の湖を振付したのがマシュー・ボーンです。

今回眠れる森の美女は初来日公演でした。
映像では何度か観たことがあって大好きな作品だったので、かなり前からワクワクそわそわ。
ようやく生の舞台を観る事ができ大感動!

1度目は先週の金曜日に。
あまりにもおもしろかったので休憩時間に追加で今日のチケットも購入してしまいました。

2日間キャストも少し違い、お席も1日目は後方サイドから全体像を、今日は11列センターでダンサー1人1人の表情までバッチリ観ることができ、やっぱり2度観て大正解。

もちろんマシュー・ボーンの振付・構成・演出・装置が素晴らしいのはもちろんのこと、ダンサー全員の目の使い方・首の動き・表情に至るまで完璧!

改めて目線の大事さを痛感しました。
ダンサーは目で踊る!!

おもしろかったのがお客さんたち。
バレエとは確実に客層が違いました。
まず、いかにもバレエっ子て若い子が全然いない。わりとご年配の方も多く、カジュアルな服装が多いと思いきや、和装の方もチラホラ。

カーテンコールは『ブラボー』ではなく、『ヒューヒュー!!』とスタンディングオベーション。
ミュージカルなどをよく観てる方たちなんだろうなという印象。

バレエっ子にはこういう舞台をもっと観て心を揺さぶって欲しいし、この舞台を観て感動しているミュージカル層のお客様には是非生のクラシックバレエにもチャレンジして欲しい!!

そしたら日本の舞台芸術はもっともっと良くなるはずなんだけどな〜